反射光トラブルを未然に防ぐシミュレーション調査代行
フルアイズ株式会社は2月10日、太陽光パネルやガラス・鋼板屋根の反射光トラブルを未然に防ぐシミュレーション調査代行のサービスを本年2月から開始したと発表した。
このところ、太陽光発電や遮熱塗料鋼板屋根、およびカーテンウォール(ガラスのビル外壁)が増えているが、こうした建材は環境性能や意匠性に優れるものの、太陽光の反射で近隣の住居に迷惑をかけることがある。
これは反射光害とも呼ばれ、設置した建材を撤去することになったり、最悪近隣住民と裁判になったりする事例も起きていることから、同社では、この反射光によるトラブルを予測し未然に防ぐため、反射光シミュレーション調査代行サービスを提供するとしている。
同サービスでは、専門知識を持つ同社スタッフが現地を訪問して調査と測量をし、反射光のシミュレーションにより近隣への影響を報告書にまとめるまでを行うという。
反射光が差し込む季節と時間をグラフと一覧表で提供
同社はこれまで、同サービスとは別に反射光の予測装置「リフレクさん」を販売しているが、これでは予測ができない案件(建設予定の建物や大規模な太陽光発電設備など)への問い合わせも多かったことから、これに応える形で同サービスを開始したとのこと。
サービスの内容は、反射光の影響がある住居の窓やバルコニー単位にて、当該窓に反射光が差し込む季節と時間をグラフと一覧表で提供するため影響が一目でわかり、設置の是非検討や住民への説明がし易いとのこと。
さらに、遮蔽物の適切な配置検討や、反射光の影響が少なく発電量が最大となる太陽光パネルの配置検討など、反射光の影響を減らす提案も行うという。
なお費用は、基本的調査内容の場合、住宅用では7万円程度から、産業用では15万円程度から(規模・地形・住宅の数などで大きく異なる)となり、調査は日本全国に対応するとしている。
(画像はプレスリリースより)

フルアイズ株式会社 プレスリリース(VALUE PRESS!)
https://www.value-press.com/pressrelease/177931