高効率な業務用・産業用燃料電池発電システム「Bloomエナジーサーバー」
ブルームエナジージャパン株式会社(Bloom Energy Japan)は2月10日、クリーンで高効率な業務用・産業用燃料電池発電システム「Bloomエナジーサーバー」をポーライト株式会社の「ポーライト熊谷第二工場」に設置し、1月24日より運転開始した、と発表した。
出力250kW、天然ガスで稼働するBloomエナジーサーバー
Bloomエナジーサーバーは、NASAの宇宙プロジェクトで開発された。都市ガスや天然ガスを燃料とし、発電効率が初期値で60%を超えるクリーンで高効率な分散設置型の画期的な固体酸化物形燃料電池(SOFC:Solid Oxide Fuel Cell)である。
米国では、持続的な電力供給が必要とされる、データセンター、工場、大規模商業施設、官公庁などへの導入が進んでいる。
ブルームエナジージャパンは、埼玉県熊谷市に位置するポーライト熊谷第二工場へ、出力規模250kW、定格発電効率約60%、サイズ約10.1m×1.3m×2.1m、重量16.3t、のBloomエナジーサーバーを導入した。
工場施設内のLNGサテライト基地を使用し、天然ガスの供給によりSOFCの運転を行う。これは、Bloomエナジーサーバーを都市ガスでなく天然ガスで稼働する、日本初の事例になるという。
Bloomエナジーサーバーは、工場の電力需要の約60%を賄い、24時間365日、継続的に電力の供給を行う。また、発電効率が高くクリーンなため、省エネおよびCO2排出量の削減にも貢献する。
災害に強く高効率でクリーンな分散型電源の普及を目指す
高効率なBloomエナジーサーバーは、拡張性のあるモジュール技術によりニーズに合った発電容量を選択でき、設置やメンテナンスも簡単に行うことができる。
ブルームエナジージャパンは、Bloomエナジーサーバーの供給を通じて、災害に強く高効率でクリーンな分散型電源の普及を目指す方針だ。
(画像はプレスリリースより)

ブルームエナジージャパン株式会社のプレスリリース
http://www.bloomenergy.co.jp/