既存の駐車場を利用したカーポート型メガソーラ
国光施設工業株式会社(本社:東京都大田区)は双葉電子工業株式会社(本社:千葉県茂原市)が所有する本社工場(千葉県・長生工場)の従業員用駐車場(駐車台数約1100台)にて、カーポート型メガソーラー(最大出力約1.7MW)を竣工させ発電事業を開始した。
既存の駐車場を利用した1MWを超えるカーポート型メガソーラーの導入は、日本国内では例がなく日本最大級の発電所となる。
カーポート型メガソーラー規模と効果
発電事業者は国光エナジーサービス株式会社がなり、双葉電子工業の従業員用駐車場を20年間借り受け、駐車場屋根に太陽光発電パネルを設置する。
駐車場面積約2.6ヘクタールに最大出力約1.7MWの設備を設置し、年間発電量は約170万kWh(一般家庭約470世帯分)が見込まれる。
駐車場面は引き続き従業員用の駐車場として利用できるので土地の有効活用となる上、太陽電池モジュールが屋根代わりとなるため、夏の強い日差しをよける効果(車内温度の上昇を防ぐ)も期待できる。
需要の展望
野立てを中心とした大規模なメガソーラーはシステム運営上様々な問題をかかえている。
更に2014年12月に発表された「東京都長期ビジョン」で駐車場上部空間を有効活用するソーラーカーポートの普及促進が挙げられている事を合わせると、今後は電力需要地である首都圏の工場地帯や商業地帯にて、カーポート型メガソーラーの需要が増加するものと思われる。
(画像はプレスリリースより)

日本最大級・大規模駐車場を有効活用したカーポート型メガソーラー事業開始のお知らせ
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