風力発電と蓄電システムの組み合わせ
古河電池株式会社は、タイの風力発電企業I-WIND社と、鉛電池を供給する契約を締結したことを発表した。
今回の契約では、タイ南部ナコンシータンマラート県(通称ロムリゴール)における地方電力公団(PEA)との政府系プロジェクトにおける蓄電システムに対し、サイクル用長寿命形キャパシタハイブリッド制御弁式据置鉛蓄電池「UltraBattery」を供給するもの。
タイ並びにアジア諸国においては、再生可能エネルギー分野の発展に伴い、太陽電池・風量発電が急速に拡大しているが、電力の需要と供給のバランスを取るため、近年蓄電システムとの併用が注目されている。このプロジェクトも、風力発電と組み合わせた蓄電システムとなっており、稼働開始は2017年7月の予定だ。
長寿命で安全、優れたリサイクル特性
今回、古河電池が提供する「UltraBattery」の特徴は、サイクル寿命での長寿命化、部分充電状態(PSOC)でのサイクル特性の長寿命化、優れた充電受け入れ性、鉛蓄電池の特性を生かした安全性とリサイクル技術の確立、などが挙げられる。
蓄電池の選定にあたっては、タイ国チュラコン大学や政府系 MTEC(National Metal and Material Technology Center)の意見に基づき、数ある蓄電池の中から、同社製品の特徴が評価されて採用されたものである。
(画像はプレスリリースより)

古河電池株式会社
http://www.furukawadenchi.co.jp/topics/info_170116.htm