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2025年05月08日(木)
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Renewable NRG Systemsの発電量予測技術、パシフィコ・エナジーの太陽光発電に活用

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Renewable NRG Systemsの発電量予測技術、パシフィコ・エナジーの太陽光発電に活用

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現地データと長期衛星データを統合
太陽光や風力など再生可能エネルギーの関連製品や技術サービスを提供するRenewable NRG Systems(以下、RNRG)は、岡山県にある久米南メガソーラープロジェクトが、同社の発電量予測技術ソリューションを活用していることを発表した。

Renewable NRG Systems
久米南メガソーラープロジェクトは、パシフィコ・エナジーによる太陽光発電事業。

電力出力を決定するのには、全天日射量(Global Horizontal Irradiance:GHI)が必要となるが、これまで日本では、新エネルギー・産業技術機関(NEDO)の公的に入手可能な長期GHIデータを使用していた。

ところが、久米南町のメガソーラーの場合、NEDOの日射量データベースに登録されている直近の計測地点と離れ過ぎていることから、要望するデータが得られなかったと考えられる。これに代わり、現地で収集された高品質放射照度データと、RNRGの地上SRAシステムの長期衛星データとを統合させたアプローチを実装したことにより、発電出力予測精度が最大14%向上したものである。

SRAシステムを高評価し他プロジェクトにも導入
SRAシステムは、2013年に久米南メガソーラーに設置され、1年間のリアルタイム放射照度データを収集した。また、監視ステーションには、RNRGのSymphoniePLUS3データロガーとシームレスに統合された気象センサーが搭載され、測定データをパシフィコ・エナジーの制御室に直接提供。長期の衛星データは、SRAシステムによって収集された記録により修正され、エネルギー生産シミュレーションモデルに最も正確な放射照度入力を提供した。

日照評価が完了したパシフィコ・エナジーは、RNRGのSRAシステムが、NEDO気象観測所単独で収集された放射照度データと比較して、長期GHI推定値を最大14%向上させるのに役立ったと結論付けた。

久米南メガソーラーは2016年3月に運転が開始されており、発電出力はRNRGの予測を厳密に反映したものとなっている。久米南メガソーラープロジェクトでの優れたリソース評価の精度によって、パシフィコ・エナジーは、RNRGのSRAシステムを日本の6つのプロジェクトに導入している。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

Renewable NRG Systems
https://www.renewablenrgsystems.com/

パシフィコ・エナジー株式会社
http://www.pacificoenergy.jp/project/


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