協調融資には、銀行9行と生命保険会社2社が参加
三井住友銀行は1月10日、福岡県豊前市にて実施される国内最大級の木質バイオマス発電事業について、同行が主幹事として協調融資を組成したと発表した。協調融資の総額は270億5000万円。
協調融資には、西日本シティ銀行、新生銀行など計9行のほか、日本生命と明治安田生命が参加する。
国内最大級の「豊前バイオマス発電所」
発電所名は「豊前バイオマス発電所」で、九州高圧コンクリート工業の所有地に建設される。
発電所の電気設備工事は九電工が担当するほか、発電所の運営は、新電力会社のイーレックスと九州電力グループの九電みらいエナジーが担当する。
定格出力は7万4950kWで、木質バイオマス発電としては国内最大級の規模だ。年間発電量は約50万MWhで、一般家庭約15万世帯分の年間消費電力量に相当する。
使用燃料はパーム椰子殻(PKS)と木質ペレット。着工は今年3月、営業運転の開始は平成31年10月を予定している。
プロジェクトファイナンスにおいて多数の実績を有する三井住友銀行は、これまでに培ったノウハウを活かし、太陽光やバイオマス発電などの再生可能エネルギー事業を、金融面でサポートしていきたいとしている。
(画像は三井住友銀行より)

三井住友銀行(プレスリリース)
http://www.smbc.co.jp/news/j601321_01.htmlイーレックス(プレスリリース 2016年11月10日付)
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