陸屋根専用架台「X-3」の販売開始
株式会社エクソルは6月26日、太陽光発電システムの陸屋根専用架台「X-3(エックススリー)」の販売を開始すると発表した。
同製品は、太陽電池モジュールを設置する方角を気にする必要のないレイアウト自在の設置方法により、屋根のスペースを最大活用して発電量を高めることができるほか、低角度・低背構造の置き基礎架台のため、建物の外観を損なわず屋根に穴をあけることもないとのこと。
産業用太陽光発電は今後、中小企業促進税制やグリーン投資減税の対象が自家消費型や余剰売電に限られるようになり、また住宅用は、2019年には固定価格買取制度による買取価格と電気料金が同額程度となり、自家消費のメリットがさらに大きくなるとみる。
一方、経済産業省がこの5月25日に開催した再エネの政策課題に関する研究会で、「今後は、自家消費モデルを拡大することにより国民負担の少ない自立的な電源を増やしていくことが重要」と明記されているため、国が自家消費型の推進に向けた取り組みを行うことが想定されるという。
CSR・BCP対策を検討する事業者などに向け提供
そこで、屋根を傷つけたくない陸屋根住宅・事業所などのほか、コンビニ・ショッピングモール・工場など、CSRまたはBCP対策を検討する事業者などに向けて「X-3」を提供するもの。
「X-3」の特長は、設置角度3度と水平に近いことから、アレイ間の影を気にせず、間隔を詰めてレイアウトに自在性がある「さざ波設置」ができ、設置面積あたりの発電量を高めることが可能となる。
また、インサートロック方式(特許出願中)により、部材点数を同社従来製品より約28%減らすとともに施工性を高め、トータルコストを約10%削減した。
さらに、低角度・低背構造のため風圧荷重負荷を軽減し建物の外観も損ない難くなっているほか、陸屋根に穴をあけることなく太陽光発電システムを設置できるとのこと。
(画像はプレスリリースより)

株式会社エクソル プレスリリース
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