再生可能エネルギーの導入により、CO2排出量・化石燃料消費量を削減
2017年6月22日、東京電力フュエル&パワー株式会社は、茨城県那珂郡東海村に所在する常陸那珂火力発電所(以下、同発電所)1号機において、地球温暖化対策の一環として、木質バイオマス燃料を用いた発電を開始したと発表した。
再生可能エネルギーの一つであるバイオマス燃料を同社火力発電所で導入するのは初の取り組みだ。
なお、同社は、今後は、従前より取り組んできた全発電所における高効率で環境に配慮した発電所運営に加え、石炭火力発電所におけるバイオマス燃料などの再生可能エネルギーを促進し、地球温暖化対策を一層推進していくとのこと。
常陸那珂火力発電所の概要
同発電所1号機の燃料は石炭だが、木くず等を圧縮成型した木質バイオマス燃料を最大3%混焼することにより、CO2排出量を減少する。
なお、1号機の運転開始時期は2003年12月で、定格出力は100万kW、発電効率(LHV)は45.2%だ。
また、2017年秋には、1号機と同時期に運転開始し、規模も同じである2号機においても、1号機と同様に最大4.5%の混焼開始を予定しており、両プラント合計で、年間約8万トンの石炭消費量の削減および約22万トンのCO2排出量を削減できる見込みだ。
(画像はプレスリリースより)

東京電力フュエル&パワー プレスリリース
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