世界初のLNG燃料供給船が稼動開始
2017年6月14日、三菱商事株式会社(以下、三菱商事)は、同社とENGIE SA(以下、ENGIE)、日本郵船株式会社(以下、日本郵船)およびFLUXYS SAが設立した合弁会社の保有する液化天然ガス(以下、LNG)燃料供給船「ENGIE ZEEBRUGGE」(以下、同船)が、2017年2月に韓進重工業の影島造船所(韓国・釜山)で竣工し、世界初のLNG燃料供給・販売事業を本格始動したと発表した。
国際的な船舶の排出ガス規制強化により、環境負荷が少ないLNG燃料を使用する船舶数が増加しており、同船の就航は、LNG燃料の普及拡大に向けて期待される。
「ENGIE ZEEBRUGGE」の活動について
同船は、4月にベルギーZeebrugge(ジーブルージュ)港へ入港し、同港のFLUXYS所有のターミナルでLNG燃料を積み込んだ後、United European Car Carriers B.V.が運航する自動車専用船「AUTO ECO」、「AUTO ENERGY」の荷役中にShip-to-Ship方式でLNG燃料を供給した。
今後は、Zeebrugge港を拠点とし、北海・バルト海を航行する船舶へ、Gas4SeaブランドでLNG燃料を供給していく。
なお、Gas4Seaとは、全世界に船舶向けLNG燃料販売を展開するブランドで、2016年9月に三菱商事とENGIEおよび日本郵船が立ち上げた。
(画像はプレスリリースより)

三菱商事 プレスリリース
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