「セレクト神奈川100」で7社の事業計画を認定
神奈川県は6月6日、平成28年4月から開始した企業誘致推進方策「セレクト神奈川100」にて、今回7社の企業立地支援事業の事業計画認定を行ったと発表した。
認定のポイントは、県外からの立地企業2社の新設計画と、県内企業5社の再整備計画を認定したもので、これら7社の投資規模は、合計で約206億円となる。
県外からの立地企業となる株式会社横須賀バイオマスエナジーは、再生可能エネルギーの木質バイオマス発電を行う企業で、横須賀市にて県内の間伐材や都市部の公園・街路樹の剪定枝等を燃料とした木質バイオマス発電を行う発電所を新設するもので、この投資額は46億4,445万円となる。
また、株式会社Jバイオフードリサイクルは、バイオガス発電を行う企業で、横浜市鶴見区にて、飲食業や食品製造業等からの生ごみ等食品廃棄物と動物性残さから、湿式メタン発酵させて得られるメタンガスを燃料としたバイオガス発電を行う発電所として新設するもので、この投資額は31億3,000万円となる。
県は両新設計画について、エネルギー関連産業として認定したとしている。
今回の認定で平成27年度からの事業所累計は50件に
このほか県内再投資案件では、株式会社IHIの横浜市磯子区への研究所建設が、投資額61億6,100万円で最大となる。また、エネルギー関連として田中水力株式会社が厚木市の本社工場建設を行うこととしており、同社は投資額8億2,600万円に対し6億円の融資資格認定を受けている。
なお県では、「かながわグランドデザイン」第2期実施計画において、平成27年度から平成30年度までの4年間で県外・国外から100件の事業所の誘致を目標としていて、今回の認定で平成27年度からの累計は50件になるとのこと。
(画像は神奈川県のHPより)

神奈川県 プレスリリース
http://www.pref.kanagawa.jp/prs/p1143632.html