停電時にも自立出力
山洋電気株式会社は、停電時に最大で60kVAを出力できる、電力ピークカット機能付き太陽光発電用パワーコンディショナ「SANUPS P73L」を開発したことを発表した。
パワーコンディショナには、蓄電池併用タイプと太陽光発電タイプの2種類があり、装置容量は10kWから60kWで、停電が発生した時に、10kVAから60kVAの電力を電気設備へ供給することが可能である。
また、蓄電池併用タイプにのみピークカット機能が付き、夜間電力をリチウムイオン電池に蓄え、昼間に、太陽電池で発電した電力と合わせて使用できる。これにより、電力料金の削減が可能となった。
蓄電池併用で安定供給
山洋電気は、「すべての人々の幸せをめざす」という企業理念のもと、「新しいエネルギーの活用と省エネルギーのための技術」「地球環境を守るために技術」「人の健康と安全を守るための技術」という3つの技術テーマをベースに新技術や新製品の開発に取り組んできた。
その中で、「新しいエネルギーの活用と省エネルギーのための技術」に関しては、「SANUPS」というブランドで、リチウムイオン蓄電池を組み合わせることができる太陽光発電システム用パワーコンディショナを提供している。
製品の特徴としては、長い時間の停電が発生しても、太陽電池で発電した電力と、リチウムイオン蓄電池に蓄えた電力の両方で、安定した供給を行うことができる。また、商用電源の夜間電力をリチウムイオン蓄電池に蓄え、太陽光発電で得た電力と一緒に昼間に使用することも可能だ。
今回発売した「SANUPS P73L」も、その製品シリーズのラインナップとなる。
(画像はプレスリリースより)

山洋電気株式会社
https://www.sanyodenki.co.jp/