国際銀行、現地銀行からなる財団と融資契約を締結
中国の太陽光パネルメーカー、ジンコソーラー(JinkoSolar)は5月24日、アラブ首長国連邦アブダビ首長国に建設するスワイハン(Sweihan)太陽光発電プロジェクトについて、合資企業Sweihan Solar Holding Company Limited (Sweihan Solar)が多国の国際銀行および現地銀行からなる財団と融資契約を締結した、と発表した。
合資企業Sweihan Solarは、Sweihan太陽光発電プロジェクトを実施する、ジンコソーラー、丸紅株式会社、アブダビ水電力庁(ADWEA:Abu Dhabi Water and Electricity Authority)が出資する特別目的会社(SPC)である。出資比率は、ジンコソーラー20%、丸紅20%、ADWEA60%。
出力1.177GWの「ギガソーラー」建設
ジンコソーラー、丸紅、ADWEAは、Sweihan Solarを通じて、出力1.177GWの「ギガソーラー」太陽光発電プラントの建設、保守、運転を行い、アブダビ水電力庁(ADWEC:Abu Dhabi Water and Electricity Company)との売電協定締結により、すべての発電電力を25年間ADWECに売却する予定である。
運転は、2019年4月開始の見込みであるという。
プロジェクトのファイナンスには、日本から三菱東京UFJ銀行、農林中央金庫、三菱東京信託銀行、三井住友銀行、など8行の銀行団が参加するとのこと。
ジンコソーラーの年間総発電容量は、太陽光発電モジュールで6.5GW
ジンコソーラーは、中国・江西省と浙江省、新疆省、マレーシア、ポルトガル、南アフリカに6つの生産施設、世界中で18の販売オフィス、15の海外子会社をもっており、従業員計1万5000人以上を雇用している。
2016年12月31日時点で、ソーラー製品の年間総発電容量は、シリコンインゴットとウエハー5GW、太陽電池4GW、太陽光発電モジュール6.5GW、とのこと。
(画像はジンコソーラーのHPより)

ジンコソーラーのニュースリリース
http://www.jinkosolar.com/press_detail_1320.html?lan=jp