変換効率と安全性が向上しコンパクト化
東芝三菱電機産業システム株式会社は、大容量太陽光発電システム向けに、1500V系屋内型パワーコンディショナ「SOLAR WARE 2220/2550」を開発し、海外市場向けに販売を開始したことを発表した。
「SOLAR WARE 2220/2550」の特徴としては、まず、世界最高レベルのコンパクト性が挙げられる。同社の従来の最大容量機種と比較して、7.6%体積を削減し、1平方メートルあたり1.4MVAを実現している。
また、周囲温度50度までは、PCSの出力容量を下げた運転モードに切り替わってしまうディレーティングにならずに運転される。
さらに、同社独自の直流入力回路方式によって安全性が向上しているとともに、夜間無効電力補償機能によって系統安定化が実現している。
昇圧トランスとスイッチギアを含めたパッケージも
大規模太陽光発電システム用パワーコンディショナは、太陽光パネルが発電した直流を、電力系統に連系できるように交流に変換する装置。TMEICのパワーコンディショナは高い変換効率と高い信頼性が特徴で、国内での納入実績は300万キロワット以上という実績がある。
海外では、これまで「SOLAR WARE 2500」や「SOLAR WARE 2700」など、1500V系のパワーコンディショナが供給されていたが、今回そのラインナップが拡充されることとなる。
また、TMEICは、この「SOLAR WARE 2220/2550」と、昇圧トランスおよびスイッチギアをコンテナに格納したパッケージソリューション「SOLAR WARETM STATION 5.1MW」を、2017年5月31日からドイツのミュンヘンで開催される「Intersolar Europe 2017」に実機展示することも発表した。
(画像はプレスリリースより)

東芝三菱電機産業システム株式会社
https://www.tmeic.co.jp/