出力変動緩和対策に最適
株式会社GSユアサは5月31日、北海道にある釧路町トリトウシ原野太陽光発電所に、同社のコンテナ式リチウムイオン電池システムを納入し、運用が開始されたことを発表した。
日照などの自然条件の変化で急激な出力変動が生じることにより、系統の電圧などに影響がある太陽光発電では、蓄電池システムを併設して出力変動緩和対策を行うことが必要となる。
GSユアサのリチウムイオン電池システムは、この出力変動緩和のニーズに対応するものであり、今回、株式会社大林組より受注し、三菱電機株式会社と共同で最適なシステムを構築した。
同製品は、モジュール形式がLIM50EN-12、電池数量は、16モジュール直列×10並列×2ユニット×10コンテナで38,400セル。電池容量は6,750キロワットアワー、公称電圧は710.4ボルトとなっている。
コンパクトで長寿命、簡単メンテナンス
リチウムイオン電池システムの特徴としては、電池は内部抵抗が小さく高エネルギーであるため、システムがコンパクトで長寿命となったこと、また、変動吸収運転に重要な、最適な充電率のための管理が可能であることが挙げられる。
また、充放電による発熱を抑えたことでエアコンの省電力が可能となり、ファンレスモジュール構造により故障率と交換部品量が大幅に削減された。
さらに、火災予防条例適合キュービクルに対応しているとともに、鉄道貨物輸送に適応したコンテナ設計によって、クリーンな輸送にも対応している。
(画像はプレスリリースより)

株式会社GSユアサ
http://www.gs-yuasa.com/