日本最大級のカーポート型太陽光発電システム
電気事業の施工を行う国光施設工業は、電子部品メーカーである双葉電子工業の本社工場にある従業員用駐車場で、日本最大級のカーポート型メガソーラーを竣工させ、発電事業を開始した。
敷地利用面積 約2.6ヘクタール(駐車台数約1100台)に設置し、年間発電量は一般家庭約470世帯分である約170万kWhを見込む。発電した電力は、固定価格買取制度(FIT)を利用し、発電全量を電力会社に売電する。
既存の駐車場を利用したカーポート型メガソーラーの導入は国内では例がなく、日本最大級の発電所になる。
駐車場機能を維持したシステム設置方法
ソーラーパネルは駐車場機能を損なわないように、システム設置後も従業員用の駐車場として利用する。この設置方法は、野立ての設置方法と比べて土地の有効活用になる。
さらに、ソーラーパネルが屋根代わりとなるため、夏の強い日差しをよけて車内温度の上昇を防ぐ効果も期待できる。
大消費地に対応した今後の計画
国光施設工業は、カーポート型太陽光発電システムの導入を予定しており、本年度中に10メガワットの導入を目指している。
今後は電力の大消費地である首都圏の商業地帯などで駐車場の上空を有効活用したカーポート型メガソーラーの需要が増加すると考えており、駐車場の有効活用策としてカーポート型メガソーラーを積極的に提案していくつもりだ。
(画像はプレスリリースより)

国光施設工業
http://www.kokko-jp.com/index.html双葉電子工業
http://www.futaba.co.jp/