シンガポールに燃料調達に関する子会社を設立
イーレックス株式会社は5月25日、シンガポールに燃料調達に関する統括拠点を設立することを、同日開催の取締役会にて決議したと発表した。なお、同社のシンガポールへの進出は初めてとなる。
同社では、中期経営計画(平成29年5月9日公表)にて、「燃料事業から需要家サービスへの垂直的展開」を重点施策として掲げている。
そこで今回、同社発電事業に伴う燃料事業の上流分野に対する積極的展開を行う一環として、主にASEAN地域におけるバイオマス燃料ソースを確保するための統括拠点として、同国に子会社として設立することにしたもの。
2020年の発電量は350,000kW超の見通し
新たにシンガポールに設立する子会社は、商号を「eREX Singapore Pte. Ltd 社(仮称)」とし、資本金2百万米ドル(約2.2億円)予定にて、同社100%出資会社として平成29年6月1日の設立を予定している。
また子会社の代表者には、本名均氏が就く予定で、燃料トレーディング事業と輸送管理業務を主な事業内容とし、平成29年8月中旬からの営業開始を計画している。
なお同社では、大規模バイオマス発電事業を行っており、2016年時点での発電量は79,500kWになる。また2020年には350,000kW超となる見通しで、今後も再生可能エネルギー事業に関するリーディングポジションの維持・拡大に努めていくとのこと。
(画像はイーレックス株式会社HPより)

イーレックス株式会社 プレスリリース
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