ナミビアにおいて45.5MWp太陽光発電プロジェクトを受注
スペインのALTENリニューアブルエナジー(ALTEN Energías Renovables)社は5月23日、ナミビアの国営電力会社NamPower社から、南アフリカを除きナミビアおよびサブサハラアフリカにおいて、最大規模の45.5MWp太陽光発電プロジェクトを受注した、と発表した。
ALTENリニューアブルエナジー社は、世界展開する太陽光発電専門の独立系発電事業会社(IPP)で、スペイン、オランダ、ケニア、ナイジェリア、メキシコ、ナミビアに事業所をもつ。
2016年メキシコで348MWのプロジェクトを受注し、ケニア、ナミビア、ナイジェリア、メキシコで合計520MWpのプロジェクトについて資金調達した。また、アフリカとラテンアメリカには、開発段階の異なる1GWのパイプラインがあるという。
年間予想発電量は116GWhで、ナミビアの人口の3%以上を賄う
太陽光発電プラントは、ナミビアの首都ウィントフック(Windhoek)から230km南にあるハルダプ(Hardap)州マリエンタール(Mariental)に位置する。
敷地面積100haに、約14万枚の結晶シリコンパネルを設置する。パネルは、水平軸上で、毎日東から西に移動するソーラー追尾装置に搭載される。
太陽光発電の出力は、南アフリカを除くナミビアおよびサブサハラアフリカで最大の45.5MWp(交流で37MW)。年間予想発電量は116GWhで、ナミビアの人口の3%以上となる75,000人の電力消費量に相当するエネルギーを提供する。
ALTENリニューアブルエナジーグループは、太陽光発電プロジェクトの開発、資金調達、建設管理、その後の運営および維持管理を担当する。
2018年初頭、稼働開始する予定である。
予想投資金額は4,500万米ドル、耐用年数は25年である。投資ビークルのALTEN Hardap社は設立済みで、NamPower社が19%の株式を保有、他の株主は現地投資家やALTENEグループから構成されている。
ナミビアの他国へのエネルギー依存度を約5%低下
ナミビアは、アフリカで最も優れた電力インフラと電化率を有しているが、輸入エネルギーにも大きく依存している。
今回の太陽光発電所が完成すれば、ナミビアのエネルギー需要の3%を満たし、他国へのエネルギー依存度を約5%低下させる、とのこと。
(画像はALTEN Energías RenovablesのHPより)

ALTEN Energías Renovablesのニュースリリース
http://alten-energy.com/