4つのフェーズに分かれた新エネルギー技術革新支援事業
平成29年5月17日、NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)は、「平成29年度ベンチャー企業等による新エネルギー技術革新支援事業」の公募で学識経験者などからなる審査委員会の厳正な評価、審査を経て公募先を決定したと発表した。
同事業は、技術開発ステップにより4つのフェーズに分かれており、フェーズAはフィージビリティ・スタディ、フェーズBは基盤研究、フェーズCは実用化研究開発、フェーズDは大規模実証研究開発となっているという。
73件中の公募中30件が決定
NEDOは、73件中の公募中、太陽光発電5件、バイオマス10件、燃料電池・蓄電池8件、風力発電その他未利用エネルギー7件の委託と助成予定先が決定したとしている。
太陽光発電分野では、株式会社イデアルスター(学校法人東京理科大学)の「光透過型太陽電池を活用した農業IoTソーラーチューニング方法の開発」や豊中計装株式会社(公立大学法人大阪市立大学)の「超大型ソーラー発電所等の後付け容易な総合監視システムと電流センサー等の技術開発」などが決定したという。
バイオマス分野では、株式会社SEPINO(学校法人早稲田大学)の「実バイオ燃料精製用ゼオライト膜等の耐久性評価手法の開発」やイーセップ株式会社(国立大学法人大阪大学)の「ナノ多孔性セラミック複合膜による木質バイオマス高エネルギー化技術開発」などが決定したとしている。
(画像は、NEDOホームページより)

NEDO 公募・調達
http://www.nedo.go.jp/koubo/CA3_100139.htmlNEDO 公募採択テーマ一覧
http://www.nedo.go.jp/content/100864060.pdf