遠隔地でも的確な発電監視
ソーラーフロンティア株式会社は、50キロワット未満の低圧連係の太陽光発電所を対象とした「ソーラーフロンティア 低圧監視モニタリングシステム」の受注を開始したことを発表した。
このシステムは、スマートメーター・近隣の気象データ・インターネットクラウドサービスなどを活用し、的確な発電所の監視を行うもの。
システムは、エナジー・ソリューションズ株式会社の発電監視プラットフォームと、株式会社アイアンドシー・クルーズの収納代行システムを基にした商品となっている。製品ラインアップは、スマートメーターによる発電量計測を行う「スタンダード」と、スタンダードの内容に加えてパワーコンディショナごとの監視も行う「プロフェッショナル」の2種類。
期待発電量の高精度算定により売電ロスを低減
製品の特徴として、まず、発電量等のデータを正確に蓄積・分析することで、発電量の健全性を高精度に診断することが可能であることが挙げられる。
これは、スマートメーターで計測した発電量情報をクラウドサービスに蓄積し、発電量や売電金額の累計が簡単に確認でき、また、実際の発電量と期待発電量を比較することもできる。この期待発電量は、近隣の気象データに基づく日射量の推定とロジックという、ソーラーフロンティア独自の専門知識により算定することが可能となったもの。
次に、PC・スマートフォン・タブレット端末などで、発電所の状況確認に必要な情報を、1つの画面で確認することができる。また、太陽光発電システムに不具合が生じた際は警告メールが配信され、日次・週次・月次・年次での発電量や売電金額などのレポートについてもメール配信が行われることとなっている。
さらに、複数の発電所の監視状況を一元的に管理することができ、複数のパワーコンディショナを使用している場合でも、1台ずつの稼働状況を1つの画面で確認できることも特徴となっている。
このシステムの利用により、発電事業者はトラブルの早期発見により売電ロスを最小限に抑えることができ、また、メンテナンス事業者は遠隔で発電異常を認知することが可能となる。
(画像はプレスリリースより)

ソーラーフロンティア株式会社 プレスリリース
http://www.solar-frontier.com/jpn/news/