第一実業をターボデン社の国内販売総代理店とする契約
第一実業株式会社(DJK)と三菱重工業株式会社(MHI)は5月23日、イタリアのターボデン社※ 製バイナリー発電装置の事業拡大に向け互いに協力していくことに合意し、DJKとターボデン社は、DJKをターボデン社の国内販売総代理店とする契約を、5月20日に両社間で締結したと発表した。
今回の国内販売総代理店契約の締結により、DJKは、ターボデン社の中大型バイナリー発電装置を自社のラインナップに加えることで、より幅広いバイナリー発電分野に事業の伸張を図ることが可能になる。
環境負荷が極めて小さい発電装置、今後の市場拡大期待
バイナリー発電装置は、化石燃料による地球温暖化や環境汚染が問題となる中、これまで利用していなかった排熱を効率的・経済的に活用して発電するもので、比較的低い温度の熱を利用した発電装置で、環境負荷が極めて小さい発電装置として今後の市場拡大が期待されている。
DJKは、国内の地熱・温泉、焼却排熱、工場排熱を活かした小型バイナリー発電装置の製造・販売・サービスを行う大手商社であり、バイナリー発電装置市場で豊富な知見と実績を有している。
※ ターボデン社
正式名称はTurboden s.r.l.、イタリア・ロンバルディア州にあり、MHIグループに属する。同社製の中・大型バイナリー発電装置は、バイオマスや工場排熱、中・大規模地熱などの比較的低い温度の熱を用いて発電する発電機出力500~15,000kWのシステムとなる。
(画像はプレスリリースより)

三菱重工業株式会社 プレスリリース
https://www.mhi.co.jp/news/story/160523.html