5月27日から開始
5月20日、ソフトバンクグループで自然エネルギー事業などを行うSBエナジー株式会社(以下、SBエナジー)は、「ソフトバンク鳥取米子ソーラーパーク」にて羊4頭とヤギ2頭による除草試験を5月27日から開始すると発表した。
試験は10月30日まで。環境に配慮した活動の一環として行われる。
大協組と協力
SBエナジーと三井物産株式会社は、特別目的会社「鳥取米子ソーラーパーク株式会社」を設立。鳥取県米子市で建設業などを行う株式会社大協組と協力する。
試験は2014年度より行われている。一定の除草効果に加えてエンジン式草刈り機使用時と比較してのCO2排出抑制効果及び試験開始前と比べ顕著な集客効果が確認され、地域住民や職場へのセラピー効果などの成果もあったとのこと。
発電施設内でも羊とヤギの除草試験
今回の2016年度試験では、これまで実施してきた発電施設外での除草作業に加えて発電施設内でも羊とヤギの除草試験を行うとのこと。
マメ科植物のクズは羊とヤギの好物であり、発電施設を囲うフェンスに巻き付いて太陽光パネルに影を作ることを防止できるのではと期待されている。
羊1頭にGPSアンテナを装着し、一日の移動距離と行動範囲、頻繁に滞在する地点などの移動データを採取してエリア内の植生データと照合。羊が好んで採食する植物の種類と特徴が試験前の想定と合致するかについても調査が行われる。
(画像はプレスリリースより)

SBエナジー株式会社プレスリリース
http://www.sbenergy.co.jp/ja/news/pdf/press_20160520_01.pdf