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2025年05月07日(水)
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シャープ、太陽電池モジュールで世界最高となる変換効率31.17%達成

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シャープ、太陽電池モジュールで世界最高となる変換効率31.17%達成

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太陽電池モジュールで世界最高の変換効率31.17%を達成
シャープ株式会社は5月19日、太陽電池モジュールで世界最高となる変換効率31.17%を達成したと発表した。独自の化合物3接合技術により実現したもの。

変換効率
この太陽電池モジュールは、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「高性能・高信頼性太陽光発電の発電コスト低減技術開発」プロジェクトの一環として開発し、変換効率の達成値は、公的測定機関である国立研究開発法人 産業技術総合研究所(AIST)により確認されている。

モジュール(面積:968cm2)でも世界最高変換効率を達成
化合物系の太陽電池セルは、一般的にインジウムやガリウムなど、複数の元素から成る化合物を材料とした光吸収層で構成される。これは、光の吸収特性が異なる複数の材料を組み合わせることにより、太陽光の波長をより幅広くとらえられるため、高い変換効率を実現できることによっている。

同社の化合物3接合型太陽電池セルは、「インジウムガリウムリン(InGaP)」、「ガリウムヒ素(GaAs)」に、「インジウムガリウムヒ素(InGaAs)」のボトム層を加えた3つの光吸収層から構成され、太陽光をより効率良く電気に変換できる独自の構造を採用している。

この構造を有する小サイズのセル(面積:1.047cm2)で世界最高(当時)の変換効率37.9%を達成したことを3年前に発表している。そして今回、より大きなサイズの太陽電池セルの開発とモジュール化に成功し、モジュール(面積:968cm2)としても世界最高の変換効率を達成したもの。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

シャープ株式会社 プレスリリース
http://www.sharp.co.jp/corporate/news/160519-a.html

  
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