積極的に省エネに取り組む世界の大学が参加
三重大学は、2016年5月10日に、環境・省エネに寄与する「スマートキャンパス国際シンポジウム」を開催したことを発表した。
このシンポジウムは、近日に行われる伊勢志摩サミットの応援事業として、省エネルギーや温室効果ガスの削減に積極的に取り組んでいる国内外の大学の事例を相互に情報交換し、その成果を広く公開することにより、多様な大学キャンパスや業務系ビルで温室効果ガス削減施策に反映してもらうことを目的として開催された。
シンポジウムでは、経済産業省中部地方整備局による「日本のエネルギー事情」の報告が行われ、フランスのリヨン大学、中国の江蘇大学、台湾の国立交通大学、日本からは東京工業大学、名古屋大学、三重大学の教員と学生が、スマート化や省エネの強化に向けた温室効果ガス削減などの取り組みについて発表を行った。
また、翌日の11日には、間伐材等の木質バイオマスを活用した、県内の辻製油株式会社や、うれし野アグリ株式会社の、バイオマスプラントや植物工場の見学を行っている。
環境問題に取り組み地域社会に寄与
三重大学では、「世界に誇れる環境先進大学」を築き上げることを目指し、地球環境に調和した社会の実現に向け、地球温暖化防止や省エネのための科学技術および社会システムの教育研究を推進し、学内外の資源循環3R(Reduce、Reuse、Recycle)活動や低炭素活動にも積極的に取り組んでいる。
学生に対しては、教育・研究を通じて「環境マインド」の育成を行っており、また、教職員と共に学生が活躍できる環境先進大学として、環境マネジメントシステムを実施、維持・向上に努めている。
また、地域社会や地球規模の環境問題を直視して行動し、自然環境が美しく調和する持続可能な循環型社会の構築に貢献しており、今回のシンポジウムのその活動の一環といえる。
(画像はプレスリリースより)

三重大学
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