実証実験結果は良好
5月19日、九州電力株式会社(以下、九州電力)は太陽光発電出力制御システムの実証実験結果について良好な結果を得たと発表した。
バランスの取れた再生可能エネルギーの開発・導入へ
同社では、各種再生可能エネルギーの特長を活かし、バランスの取れた再生可能エネルギーの開発・導入を目指している。
取り組みの一環として、昨年6月5日に経済産業省資源エネルギー庁の補助事業である「平成26年度補正予算再生可能エネルギー接続保留緊急対応補助金(次世代双方向通信出力制御緊急実証事業)」を受託。今年の2月末まで実証試験が行われた。
太陽光発電のきめ細やかな出力制御が可能なシステムの開発及び実際の運用に向けた技術確立に関する実証実験に取り組んでいる。
出力制御システムの早期実用化へ
九州電力では、実証試験を通して、実用化に向けた技術仕様と発電事業者を代行して出力制御を行う配信事業者システムを介した出力制御を行い、配信事業者システムが具備すべき基本仕様を整理した。
出力制御が電力系統に与える影響が、運用上問題とならないレベルであることを確認したとのこと。
本実証事業での知見・技術を活用し、出力制御システムの早期実用化に向けて今後も対応していく。

九州電力株式会社
http://www.kyuden.co.jp/press_h160519-1.html