国産バイオ燃料生産技術の確立を目指す
微細藻類の研究開発、生産管理、製品販売を行う「ユーグレナ」は5月16日、経済産業省資源エネルギー庁の「平成28年度 微細藻類燃料生産実証事業費補助金」において、補助金事業者に選定されたと発表した。
同社は、福島県に生息する微細藻類を利用して研究課題に取り組み、国産バイオ燃料生産技術の確立と、同燃料の実用化を目指す。
補助金を活用し、国産バイオ燃料実現化の研究を実施
補助対象となる研究課題の具体的な内容は、以下の通りとなる。
微細藻類の培養に排熱・排ガス(CO2)・下水を利用した際、環境への貢献度を分析・評価する。それらを踏まえた上で、微細藻類由来のバイオ燃料一貫生産システムを構築し、さらに、実用化に向けた大規模システムについて検証する。
そのほか、排熱・排ガス・下水などの利用における制度的な課題と、自然環境や人体への影響など社会的課題に関する分析・評価を実施した上で、国産バイオ燃料実現化の検討を進める。
なお、研究期間は、交付決定日より来年3月末日までとする。
同社は、新たなエネルギーである国産バイオ燃料の生産技術を確立させることで、エネルギー需給構造の構築を図りたいとしている。

ユーグレナ(ニュースリリース)
http://www.euglena.jp/updates/news/20160516-4/