NECとKS-SOL、「auでんき」向けに電力CIS『NISHIKI』提供
日本電気株式会社(NEC)と関電システムソリューションズ株式会社(KS-SOL)は5月18日、電力小売事業者向けのビジネスで協業し、KS-SOLの電力小売事業者向け顧客情報管理システム(CIS)『NISHIKI』の販売代理店契約を締結したと発表した。
また両社は、4月からの電力小売り全面自由化に参入したKDDIに『NISHIKI』を提供、この4月1日から「auでんき」のシステム運用を既に始めている。
今後両社は、全国レベルでの共同マーケティングを加速させ、今年度以降に新電力参入される事業者・地方団体に対し、NECの全国規模の販売網と顧客チャネルや幅広い領域へのシステム導入実績を活かし、両社で積極的な営業展開を進めていくという。
『NISHIKI』は電力小売事業者向けの顧客情報管理システム
『NISHIKI』は、KS-SOLが関西電力の1,300万軒の顧客を支えるシステムを半世紀にわたって開発・運用してきたノウハウ・知見を集約してパッケージ化した電力小売事業者向けの顧客情報管理システム(CIS)である。
主な機能として、スイッチングの際に必要な電力広域的運営推進機関への手続き、電気料金計算等の処理機能を備えている。
NECとKS-SOLは、『NISHIKI』が、KDDIが全国展開する電気サービス「auでんき」の電気料金計算等の業務に最もふさわしいソリューションとして、同社の基幹システムへの組み込みのプロジェクトを進めてきている。
「auでんき」への切替手続きは、auケータイ・スマートフォン顧客が、店頭かネットでKDDIに手続きを申込むことで、「auでんき」セット割の適用を受け、毎月の電気利用料金に応じてキャッシュバック(au WALLETプリペイドカードにチャージする方式)される、ユーザーに分かりやすい料金割引体系となる。

日本電気株式会社 プレスリリース
http://ks-sol.jp/topics/img/20160518_01.pdf『NISHIKI』詳細のホームページ
http://ks-sol.jp/pps/ 「auでんき」申込み手続き等の詳細ホームページ
http://www.au.kddi.com/electricity/