3月に稼働開始、同カレッジ使用電力量の半分以上を賄う
京セラ株式会社の米国現地法人・Kyocera Solar,Inc.(KSI)は5月10日、米国ハワイ州カポレイにあるハワイ東海インターナショナルカレッジに284kWの太陽光発電システムを供給すると発表した。
同システムは今年3月に稼働開始し、同カレッジでの年間使用電力量の半分以上を賄える見通しという。なおこのプロジェクトは、大学や地方公共団体ほかの団体が、初期費用なしで太陽光発電を利用できる、KSIの電力購入契約(PPA)プログラムを活用している。
同大学はエコ・グリーンキャンパスをコンセプトに設計
同大学は、州立ハワイ大学と学校法人東海大学による戦略的なグローバル化推進に関するイニシアチブに基づき、ハワイ大学ウエストオアフ校のキャンパスビレッジ内に新キャンパスを、2015年4月に開設した。
ハワイ州では現在、再エネの利用拡大を目指すプログラムが展開され、州で生産される電力を2030年までに7割、2045年までに全量をクリーンエネルギーで賄う目標が掲げられている。新キャンパスは、エネルギー、水ほかの資源にて高い効率を実現するエコ・グリーンキャンパスをコンセプトとして設計された。
KSIは、同地の豊富な日照を活かした太陽光発電による電力供給の提案をし、このほど京セラ製太陽電池パネル1,115枚とSMA製パワーコンディショナ10台を供給した。同システムによる年間発電電力量は約400MWhと予測され、これはCO2換算で年間約304トンの削減につながる見込みとのことだ。
(画像はプレスリリースより)

京セラ株式会社 プレスリリース(日本経済新聞)
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