北海道電力と九州電力が調査に協力
5月10日、九州電力株式会社(以下、九州電力)は北海道有珠郡壮瞥町及び北海道電力株式会社(以下、北海道電力)と地熱資源調査に関する協定を締結したと発表した。調査は壮瞥町が実施し、北海道電力と九州電力が調査に協力する。
壮瞥町黄渓地域の地熱資源を調査
調査対象となるのは壮瞥町黄渓地域の地熱資源。適正な地熱開発規模を評価し、地熱資源を活用した発電事業化の検討を行うことが目的となっている。
調査の結果、事業性を見込める発電事業が可能な場合、発電事業実施に向けた具体的な検討を行っていくとのこと。
有珠山と昭和新山がある火山の町
壮瞥町は北海道西部の洞爺湖町と登別市の間に位置。町の西端には北海道の観光地として有名な有珠山と昭和新山があり、今回調査対象となるのは町の東端部分の6キロ四方ほど。
今年度は地表調査で地下構造の推定を行う。地質調査、電磁探査、重力探査、地化学調査を含む地表調査を行い、来年度以降に調査井掘削で地熱資源の存在を確認。噴出試験を行い、地熱資源量の評価を予定している。年度をまたいで行われる調査には環境影響調査(温泉モニタリング)も含まれる。

九州電力株式会社プレスリリース
http://www.kyuden.co.jp/var/rev0/0053/九州電力株式会社プレスリリース添付資料 地熱資源調査概要
http://www.kyuden.co.jp/var/rev0/0053/