10メガワットの大規模発電施設
本田技研工業株式会社(以下、ホンダ)は、栃木県さくら市に、自動車業界では国内最大規模となる太陽光発電施設「Hondaさくらメガソーラー発電所」の竣工式を開催したことを発表した。
同発電所は、約195ヘクタールの広大な敷地に、約56,000枚のソーラーパネルを設置し、発電能力は10メガワット。また、敷地内には、環境保全のためのビオトープ「Hondaさくら環境学習エリア」が整備されており、地域の子どもたちに里山の自然を知ってもらう施設として活用していく予定だ。
環境保全で地域貢献
ホンダは、これまで主要事業所に、約6メガワットの太陽光発電設備の導入を進めてきており、今回の「Hondaさくらメガソーラー発電所」の稼働開始により、発電能力の合計は16メガワットとなった。
竣工式において同社の窪田繁臣統括部長が述べたように、ホンダは、再生可能エネルギーからエネルギーを「つくり」、そのエネルギーをモビリティで「つかい」、さらにそのモビリティを電源としてコミュニティと「つながる」ことで、CO2排出ゼロの社会を目指す、「つくる・つかう・つながる」というコンセプトを提案してきた。
また、こうした太陽光発電などの再生可能エネルギー導入と並んで、ホンダ独自の水素ステーション技術、IoT技術などを活用しながら新たな事業の可能性を探っていく。
さらに、再生可能エネルギーの採用による環境負荷低減と、併設されたビオトープの活用などで、地域への貢献にコミットメントする姿勢を示している。

本田技研工業株式会社 環境TOPICS
http://www.honda.co.jp