今後6年間供給予定
エリーパワー株式会社は、2015年9月に締結した供給契約に基づいて、アメリカのEnphase Energy, Inc(以下、エンフェーズ・エナジー)に向けて、分散型電力貯蔵システムの電池パックの出荷を開始したことを発表した。
同社は、供給契約締結以降、アメリカの安全規格「UL1642 認証」の取得や川崎事業所の生産能力増強などグローバル供給に対応すべく準備を進めてきた。
締結した契約は複数年の独占供給期間を含んでおり、同社は 6年間、エンフェーズ・エナジーに電池パックを継続的に供給する予定。2017 年度には、100 万セルの供給を見込んでいる。
高い安全性の大型リチウムイオン電池
エリーパワーは、2006 年の創業以来、安全性を最優先に大型リチウムイオン電池の開発・製造を行ってきており、同社の蓄電システム全てに搭載している「大型リチウムイオン電池セル」は、全て国内自社工場で生産している。
正極材には安全性に優れた「オリビン型リン酸鉄リチウム」を採用し、大型リチウムイオン電池として、世界で初めて、国際的認証機関であるテュフ ラインランドの製品安全検査に合格。また、大型リチウムイオン電池セルは、アメリカに本社を置く世界的な第三者安全科学機関による、ULのリチウムイオン電池の安全規格「UL1642 認証」を取得している。
同社は、今後も世界のエネルギー問題、環境問題を解決するため、エネルギーを貯蔵して活用するシステムを普及させようという理念のもと、リチウムイオン電池及び蓄電システムの開発と普及に取り組んでいく意向を示している。
(画像はプレスリリースより)

エリーパワー株式会社 お知らせ
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