予測精度の向上を図った新「太陽光発電予測システム」
東北電力株式会社は4月20日、太陽光発電出力の予測精度の向上を図った新たな「太陽光発電予測システム」を、この4月から運用を開始したと発表した。これは、三菱電機株式会社と共同開発したもの。
同社の予測はこれまで、当日および翌日の予測頻度は各2回/日の実施としていたが、新システムでは予測頻度を高め、当日は30分毎、翌日は3時間毎としたことで、最新の気象データを反映できるようにした。
太陽光発電電気を最大限活用と火力発電等の効率運用
さらに、過去の太陽光発電実績から日射量と太陽光出力の関係を分析して予測値に補正を加えるなど、予測精度の向上を図った。
また、従来は気象台地点のある各県1個所の日射量予測から太陽光発電出力を予測していたが、新システムでは気象庁が提供している5km四方の気象予報データから当日と翌日の日射量予測をし、また20km四方データを翌々日と週間日射量予測をして、それぞれ太陽光発電出力を予測するようにした。
同社では、このシステム活用により出力制御量を最小限に抑え、太陽光発電による電気を最大限に活用できるほか、出力調整を行う火力発電等の効率的な運用にもつながるとみている。
(画像はプレスリリースより)

東北電力株式会社 プレスリリース
http://www.tohoku-epco.co.jp/news/normal/1191671_1049.html(別紙)太陽光発電出力予測システムの概要について
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