岡山県新見市に36MWメガソーラー発電システム建設
日立キャピタル株式会社は4月15日、岡山県新見市に発電出力が約36.4MWのメガソーラー発電システムの建設を決定し、同日着工したと発表した。
この発電システムは、日立キャピタルが発電事業者として岡山県新見市に建設および運営を行うもので、株式会社日立製作所が設計・調達・建設および保守を担当、2019年の運転開始を予定している。
発電所の敷地面積は約109haで、発電出力は36.4MW、年間予想発電量は一般家庭の約1万世帯分に相当する約3万8000MWhとなる。発電電力は、固定価格買取制度により全量を中国電力株式会社に売電する。
同システムには、晴れの日から曇りの日まで幅広い日射状況で高い発電効率を実現する日立の高効率パワコン(容量660kW、最大効率98.8%)42台を使用し、発電量の増加を目指す。
日立が独自開発した精度の高い故障診断システム導入
また、半導体デバイス理論に基づいて算出する故障診断モデルの理論出力と実際のストリング出力を比較して故障を検知する、日立が独自開発した精度の高い故障診断システムも導入、設備稼働率を高い水準で維持していくという。
なお日立キャピタルは、風力や太陽光などの再エネ事業や、エネルギーコスト削減支援ソリューションなどの環境・再エネを注力分野と位置付け、日立グループをはじめとしたパートナーとの連携を強化している。
また日立は、メガソーラー発電システムを構成する重要な機器であるパワコンや変圧器、遮断器などのさまざまな機器から、発電設備の運転を監視するシステムや発電量などを計測するシステムまで、幅広く手掛けており、多くの実績がある。
(画像は日立グループのHP)

日立キャピタル株式会社 プレスリリース
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2016/04/0415.html