工場内の遊休地を利用
三井金属鉱業株式会社は、100%子会社である彦島製錬株式会社の、山口県下関市にある敷地内に、太陽光発電所「彦島製錬太陽光発電所」を完工し、2016年3月25日から稼働を開始したことを発表した。
この発電所は、彦島製錬本社工場敷地内の約40,000平方メートルの遊休地に、太陽光パネル9,284枚を設置して約2メガワットの電力を出力、年間予想発電量は、一般家庭670世帯分の消費電力量に相当する、約250万キロワットアワーを見込んでいる。
事業期間は20年間で、発電した電力は全量を中国電力株式会社へ売電する予定。
水力発電や地熱発電を導入
三井金属鉱業では、その環境報告書でも示している通り、環境基本方針として、「地球環境の保全を、経営上の再重要課題の一つとして位置付け、事業活動のあらゆる面で環境保全に配慮して行動する」とし、グループのあらゆる事業において、様々な環境改善の取り組みを行っている。
近年では、グループ会社の神岡鉱業株式会社により水力発電所の開発が進められ、2014年5月には10ヵ所目となる「和佐保発電所」が操業を開始している。
また、二酸化炭素をほとんど排出しない、クリーンで純国産の再生可能エネルギーである地熱発電にも注力し、100%子会社である奥会津地熱株式会社が、東北電力株式会社と共同で柳津西山地熱発電所の運営も行っている。
同社は、今回の発電所の稼働により、クリーンエネルギーの利用拡大に貢献できるものと確信しており、今後も地球環境に配慮した事業活動の実施に努め、環境保全と社会への貢献を果たしていく意向を示している。
(画像はニュースリリースより)

三井金属鉱業株式会社 ニュースリリース
https://www.mitsui-kinzoku.co.jp