総合効率40%向上の室内用蓄電システム「POWER YIILE 3」
エリーパワー株式会社は4月18日、室内用可搬型蓄電システム「POWER YIILE 3(パワーイレ・スリー)」を開発し、この夏より販売を始めると発表した。
同製品は、オフィス・自治体でのBCP(事業継続計画)対策のほか、家庭でのピークシフト対策および非常用電源としての活用ができる。
ユーザビリティにもこだわり、移動可能なストッパー付キャスター仕様で、オフィス用デスクの袖下にすっきりと収まるサイズであり、オフィスや家庭に馴染むデザインとともに、機能を絞り込んだ分かり易いユーザーインターフェイスを実現している。
太陽電池から直流直接充電でき、効率の良い充電が可能
同製品の主な特長は、従来機よりも約20%小型化と軽量化を実現していて、総合効率も約40%向上させていること。また、蓄電容量は従来機と変わらない(2.5kWh)が、高出力化(1.5kVA)を図っていることとともに、次世代パワー半導体のSiC採用により、電力変換損失を大幅に低減できるという。
また、太陽電池から直流のまま直接充電できるので、効率の良い充電が可能となっている。さらに、各種試験でも発煙・発火しない、世界トップレベルの安全性を確保し、大型リチウムイオン電池セルとして世界で初めて「TUV-S マーク」(テュフ安全基準認証)を取得している。
さらに同電池は、10年間繰り返し充放電を行っても(約12,000回)、電池容量保持率80.1%以上の長寿命性を有している。
このほか、スマートフォンやタブレット、およびPCからの操作とともに、エネルギー状況の確認ができるほか、本体のLED表示により機器の運転状態が分かり易く表示されるのも特長となる。
(画像はプレスリリースより)

エリーパワー株式会社 プレスリリース
http://eliiypower.co.jp/news/pdf/20160418.pdf