「スズキ牧之原太陽光発電所」、昨年10月より試験運転開始
軽自動車やバイクなどを製造・販売するスズキ株式会社は4月15日、2013年11月に静岡県牧之原市の中里工業団地に設置を決定し建設を進めていた太陽光発電施設「スズキ牧之原太陽光発電所」について、最大能力20MWのメガソーラーとして昨年10月より試験運転を始めていると発表した。
また現在は、発電量をさらに増加させるための増設工事を行っていて、この完成は2016年7月末予定とのこと。
同発電所は、同社が中里工業団地に所有する42万m2の土地と相良工場敷地の一部を合わせた計46万m2の敷地に、約11万枚のソーラーパネルを設置するとし、増設後の年間発電電力量は、約32,200MWhを予定しており、これは一般家庭約8,900世帯分に相当する。
総投資額は約79億円で、発電した電力は全て中部電力株式会社に売電する。
同社グループの太陽光発電所総設備容量は約25MWに
同社の太陽光発電事業としては、昨年6月に浜松市北区都田町の同社浜松工場屋上に設置した0.9MWの発電所が稼働していて、さらに10月から浜松市西区舞阪町の遊休地に同社グループとして4MWの発電所の稼働を開始している。
したがって、このスズキ牧之原太陽光発電所の稼働により、同社グループの太陽光発電所の総設備容量は約25MWになる。これらの太陽光発電所稼働によるCO2排出量削減効果は、同社国内工場の2014年度CO2排出量の9.8%を見込んでいる。
なお同社は、発電事業を通じて地域に貢献するとともにエネルギーの地産地消を進め、地球温暖化の抑制や環境保全の取り組みを強化していくとしている。
(画像はプレスリリースより)

スズキ株式会社 プレスリリース
http://www.suzuki.co.jp/release/d/2016/0415/