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2025年05月08日(木)
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大日本印刷、有機太陽電池に利用可能な透明ハイバリアフィルムを開発

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大日本印刷、有機太陽電池に利用可能な透明ハイバリアフィルムを開発

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高いバリア性と透明性を実現
大日本印刷株式会社は、有機太陽電池などに利用できる、バリア性の高い透明ハイバリアフォルムを開発したことを発表した。

これは、同社独自の薄膜形成技術の1つである化学蒸着技術(以下、CVD技術)を応用して、1日の1平方メートルあたりの水蒸気透過率が0.0004グラムという、従来品と比較して10分の1以下の高い水蒸気バリア性を実現させたもの。

大日本印刷
また、透明性や光の透過率も向上させ、無色に近いものとなっており、フレキシブルな有機太陽電池や有機ELディスプレーなど、ガラスの使用が難しくバリア性が必要な製品への利用に適した製品となっている。

ガラスの代用品として太陽電池にも
これまで、大日本印刷は、パッケージ、住空間マテリアル、エネルギー関連部材など、環境配慮製品や高機能製品を数多く提供し、省資源化やクリーンエネルギーへの対応、誰にでも使いやすいユニバーサルデザインの追及、製品ライフサイクル全体での環境負荷の低減などを推進し、持続可能な社会の形成にも貢献してきた。

その中で、パッケージ製品については、1998年より透明性の高いバリアフィルム「DNP透明蒸着フィルム(IB:Innovative Barrierフィルム)」の量産を開始し、食品包装や輸液バッグなどの幅広い用途に展開してきている。

これに対し、フレキシブルな有機太陽電池や有機ELディスプレーなどの産業用途でも、ガラスの代わりに透明ハイバリアフィルムを使用したいとの要望があったことから、今回同社は、IBフィルム等で培った量産技術を活かして生産性を高めるとともに、水蒸気や酸素のバリア性能と、透明性や光の透過率を高めた産業用途向け透明ハイバリアフィルムを開発したもの。

大日本印刷では、今後も、「DNP透明蒸着フィルム(IBフィルム)」の産業用途での展開に注力し、2020年に年間売り上げ150億円を目指す意向を示している。


外部リンク

大日本印刷株式会社 ニュースリリース
http://www.dnp.co.jp
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