東北電力管内および山形県内初の小形風力発電系統連系
株式会社スマートテックは3月29日、山形県飽海郡遊佐町に設置した自社が保有する10kW小形風力発電機「XZeres 442SR」と東北電力株式会社間での系統連系を、前日に完了したことを発表した。
これは、FIT制度による小形風力発電での系統連系となり、東北電力管内および山形県内では初めてとなる。
同社は現在、合計68件の風力発電の設備認定を申請していて、今後は国内各地(主に北海道・東北・中部・九州の各地方対象)での系統連系を進め、2016年度内に200件の設置を計画している。
また同社は、2011年3月の東日本大震災以降、太陽光のEPCサービスを中心として事業を展開してきた。そして茨城県水戸市に地域の新電力会社「水戸電力株式会社」を設立し、その経験・ノウハウをもとに、「九州スポーツ電力株式会社」などの設立・運営支援に携わってきた。
山形県飽海郡遊佐町 風力発電ツアーを4月13日実施
これら地域の新電力会社は、「地産地消」と「地域貢献」という共通の目標があり、地域の特性を活かした再エネ普及とともに、雇用や経済活性化への貢献を進めている。
同社では、風力発電を「夜間も継続的に発電する再エネ」と位置づけ、昼間活発化する太陽光発電と相互に補完する地域の分散型電源の普及を促進する効果があるとし、設置を積極的に展開している。
今回この系統連系を記念し、風力発電所の設置に興味ある人を対象に「スマートテック山形県飽海郡遊佐町 風力発電ツアー」として、現地見学会とセミナーを4月13日(水)に行うとのことだ。
(画像はプレスリリースより)

株式会社スマートテック プレスリリース(@Press)
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