地図から簡単に診断
愛知県名古屋市では、太陽光発電設備等の設置する際の目安になることを目的として、地図上で推定発電量などが簡単に分かる「名古屋市ソーラーパワー診断マップ」を公開したことを発表した。
これは、名古屋市の環境局から発表されており、ウェブサイトに掲載されている地図上で、建物の屋根をクリックするだけで、その場所における推定発電量や推定節約額の診断結果が分かるもの。
診断結果では、年間日射量や、太陽光発電設備の設置可能な容量や発電量、CO2削減量、余った電力の売電収入見込み、さらには、太陽熱利用設備に関する設置可能な集熱面積、集熱料、ガス料金の節約額などが一覧で表示される。
このウェブサイトは、パソコンだけでなく、スマートフォンやタブレットでもアクセスが可能であり、地図を利用して簡単に診断できるという利便性が特長となっている。
豊富な太陽光エネルギーいう気象条件を活かす
名古屋市では、地球温暖化への要因となる温室効果ガスの排出量を削減することを目的とした再生可能エネルギーの導入推進を目指しており、特に、同市が日照時間や日射量といった気象条件に恵まれていることから、太陽エネルギーを活かした太陽光発電設備や太陽熱利用設備の導入拡大に注力している。
これまでもその取り組みの一環として、大清水処分場や、なごや生物多様性センターなど、市施設に対して太陽光発電設備を率先して導入したり、市内の住宅に創エネルギー機器(住宅用太陽光発電設備・住宅用太陽熱利用設備・家庭用燃料電池システム)を設置する人に対して設置費の一部を補助したりしている。
また、家庭の太陽光発電によるCO2排出削減量を環境価値としてとりまとめ、クレジット化して企業等に売却し、売却益を環境保全事業に活用することも行ってきた。
同市では、今後も、設置補助を始めとした様々な施策により太陽光発電設備などの普及拡大に努めていく意向だ。
(画像はプレスリリースより)

名古屋市
http://www.city.nagoya.jp