環境省が風力・地熱発電モデル地域追加
3月24日、環境省は風力・地熱発電モデル地域追加公募選定結果を発表した。
5地域から応募
環境省は2月3日から3月3日の公募期間で5地域から応募があった結果、3地域を選定。
地熱発電で選定されたのは北海道標津町武佐岳地域と北海道足寄町のクマネシリ南部地域。標津町の案件は1万5000キロワットを予定しており、石油資源開発株式会社が提案。足寄町の案件は今後も調査が必要な状況となっている。
兵庫県洲本市五色沖海域では、5万~10万キロワット(5000キロワット10~20基)の洋上風力発電を予定している。
戦略的に適地を抽出
環境省では、昨年度より地域主導で風力・地熱発電に適する土地を探してきた。
環境影響評価や各種規制手続きに関する負担を軽減。環境構想から着工までを最大3年程度短縮可能とし、戦略的に適地を抽出していけるよう事業を実施している。
今回の結果は有識者による審査委員会で審査され「適地である」と判断されたもの。環境面だけでなく経済・社会面が総合的に評価されている。
選定された各モデル地域は、平成28年度政府予算成立後に環境省との委託契約を行い、事業に着手することになる。
(画像はプレスリリースより)

環境省プレスリリース
http://www.env.go.jp/press/102296.html【参考】平成28年度予算要求概要
http://www.env.go.jp/press/files/jp/29595.pdf