メガソーラーは179万kW、九州再エネの35%に
九州経済産業局が3月17日、九州での再生可能エネルギー発電設備に関する昨年11月末時点の運転開始状況と認定状況を公表した。
これによると、FIT(再生可能エネルギー固定価格買取制度)の始まった平成24年7月から昨年11月末までの間、九州で新たに運転を始めた設備出力は513万kWで、設備出力は累計で821万kWになったという。
そして、累積での太陽光発電運転開始出力は583万kWで、FIT開始前の86万kWと比較すると6.8倍となり、特に発電量が1MWを超えるメガソーラーは179万kWと九州の再生可能エネルギーの35%を占めた。この規模は関東に次ぐものになる。
10月末時点認定設備出力、九州が全国の22%に
一方、九州の再生可能エネルギー発電による昨年1月末時点の認定設備出力は1,857万kWとなり、全国8,558万kWの22%を占めた。このうち太陽光発電は1,762万kW(九州の再生可能エネルギーの95%)、メガソーラーは860万kW(同46%)になった。
資料ではこのほか、新たに運転を開始した発電設備出力を都道府県別にみると、九州の各県がともに上位に位置していて、最多は茨城県で、福岡県がこれに続いた。
また九州内の県別設備認定出力では、鹿児島県が420万kWで最多となり、宮崎県、熊本県がこれに続いている。
(画像はプレスリリースより)

九州経済産業局エネルギー対策課 プレスリリース
http://www.kyushu.meti.go.jp/seisaku/energy/fit/160317_1.pdf(資料)再生可能エネルギー発電設備運転開始状況及び認定状況
http://www.kyushu.meti.go.jp/seisaku/energy/fit/160317_2.pdf