南西部の7州に合計26カ所の風力発電所を設置
オリックス株式会社は3月17日、インドで発電容量合計1,004MWの風力発電事業を行うと発表した。
この事業は、同社の出資先となるインドのインフラ開発・投資会社IL&FS(INFRASTRUCTURE LEASING&FINANCIAL SERVICE LIMITED)社と共同して展開するという。
また事業では、インドでも風況の良い南西部の7州に合計26カ所の風力発電所を設置し、発電した電力は主に州の電力会社に固定価格買取制度に基づき売電するとともに、一部は大口需要家へ売電する。
2022年までに60GWの風力発電導入が目標
温室効果ガスの排出量が世界第3位のインドは、COP21で2030年までに発電量に占める再生可エネ割合を40%に増やす公約を掲げている。その達成に向け、2022年までに100GWの太陽光発電と60GWの風力発電を導入する目標を掲げていて、今後も再エネのさらなる拡大が見込まれている。
IL&FSは、1987年にインフラ事業への資金供給を目的とした政策金融機関として設立され、現在はエネルギー、交通などのインフラサービス事業などの金融サービス事業を多角的に展開している。オリックスは、同国での事業展開での戦略的パートナーとして1993年に資本参加し、現在はIL&FS株式の23.5%を保有する。
なおオリックスは、IL&FSの風力発電事業子会社に対して49%出資することで合意し、既に運転を開始した発電容量775MWの発電事業への出資を完了していて、残りの229MW分については、2016年9月の運転開始時に出資する予定とのこと。
(画像はプレスリリースより)

オリックス株式会社 ニュースリリース
http://www.orix.co.jp/grp/news/2016/160317_ORIXJ.html