強靱化された社会構築を目指す
一般社団法人レジリエンスジャパン推進協議会が主催する「ジャパン・レジリエンス・アワード」の第2回表彰式が開催され、本年度新設された、自治体が積極的に関与した先進的エネルギーシステム構築の取り組み事例を表彰するため新設された「先進エネルギー自治体大賞」と協賛団体賞「バイオマス大賞」の表彰も行われた。
「ジャパン・レジリエンス・アワード(強靱化大賞)」は、全国で展開されている次世代に向けたレジリエンス社会構築への取り組みを、発掘、評価、表彰する制度として、2014年11月に創設されたもので、強靱な国づくり、人づくり、産業づくりに資する活動、技術開発、製品開発等に取り組みんでいる企業・団体について、審査を行っている。
今年度は、自治体が積極的に関与した先進的エネルギーシステム構築の取り組み事例を表彰するため、「先進エネルギー自治体大賞」および協賛団体賞「バイオマス大賞」が新設され、受賞団体が発表された。
先進エネルギーの導入推進の取り組みを表彰
「先進エネルギー自治体大賞」のグランプリには北九州市の「市民参加型地域エネルギーマネジメントによる低炭素で災害に強いまちづくり」が選ばれた。
また、金賞は、真庭市の「地域産業を軸に『木を使い切り山を生かす』強靱な地域創造」、最優秀賞には、下川町の「地域資源”森林”を最大限活用した森林バイオマス地域熱電併給モデルの構築」、横浜市の「『環境未来都市』横浜のまちづくり」、浜松市の「『浜松版スマートシティ』の実現に向けた浜松市の取り組み」が選ばれている。
その他優秀賞として6団体、優良賞として7団体が表彰された。
木質資源を活用した地域創生
一方、バイオマス大賞のグランプリには、真庭市の「地域産業を軸に『木を使い切り山を生かす』強靱な地域創造」が選ばれ、「先進エネルギー自治体大賞」とのダブル受賞となった。
真庭市の取り組みは、昨年から稼働した木質バイオマス発電やCLT構造材活用に向けての事業展開を軸に、地域資源である「木」を使い切ることで、エネルギー活用を含めた産業強化を図り、持続性の高い循環型産業の仕組みを構築し、しなやかで強く厚みのある地域実現を目指したものである。

一般社団法人レジリエンスジャパン推進協議会 News
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