ミラノ万博で画期的なイノベーション展示
コカ・コーラ・カンパニーは、ミラノ世界博覧会で植物材料から作られた世界初のPETプラスチックボトルを出展した。
PlantBottleパッケージは、再生可能な植物原料から作られ、完全にリサイクル可能な、プラスチックボトルを作成する画期的な技術で、持続可能なイノベーションを後押しする。
PlantBottleパッケージは、PETプラスチックボトルを製造するため、植物に見られる天然の糖を変換する特許技術を使用。従来のPETのようにリサイクルが可能で、石油資源を使わない、環境に優しいパッケージだ。
ナンシー・クアン・グローバル研究開発担当者は、「本日発表したPlantBottleは、我が社のパッケージ開発における、先駆的な布石である。」と画期的なペットボトルについて位置づけた。
さらに、「我々のビジョンは、完全に、再生可能な材料から作られた、地球初の完全リサイクル可能な、PETプラスチックボトルを作成するため、責任を持って再生可能な植物原料を使用すること。そしてなお、ゲームのように変わる技術を、普及型にすることだ。」と語った。
「持続可能なイノベーションの世界祭典、ミラノ万博で初のボトルを発表することができ、非常に喜ばしい。」 と喜びも述べている。
二酸化炭素排出31万トンに貢献しながら、デザイン性も確保
PlantBottleパッケージは、消費者が期待する高いデサイン品質などを維持しつつ、再生可能な材料から作られている、という利点を持っている。
また、パッケージサイズの様々な、水、炭酸、ジュース、茶飲料と幅広く使用できる。しかも原料は、サトウキビと、その製造工程からでる廃棄物(サトウキビ)を使用。
これら2つの材料は、コカ・コーラ・カンパニーが、PlantBottleの材料を、正しく識別確保するために確立した、持続可能性基準を満たしており、この基本原則は、環境・社会的パフォーマンスを向上するだけでなく、食料安全保障への悪影響を回避することにも貢献する。
2009年発売以来、最大30%の植物材料から作られている、PlantBottleパッケージの、現在バージョンが、ほぼ40カ国以上で350億本を販売されている。このことは、二酸化炭素の年間排出量を、315,000トン削減することに貢献した、と推計されている。
同社は、PlantBottleパッケージへの投資を、さらに継続する予定であることを、自社サイト・プレスリリースにおいて発表している。
(画像はプレスリリースより)

コカ・コーラ カンパニー
http://www.coca-colacompany.com/