環境影響評価法に基づき配慮書とその要約書を公表
九州電力の子会社「九電みらいエナジー」は3月10日、経済産業大臣に対して「唐津・鎮西ウィンドファーム(仮称)設置計画に係る計画段階環境配慮書」を前日に提出するとともに、環境影響評価法に基づいて配慮書とその要約書を公表した。
計画では、佐賀県唐津市に風力発電所を建設、出力2,000~3,500キロワットの風車を8基程度設置し、総出力は最大で約2万8千キロワットになる。年間発電量は4,900万キロワット時を想定し、これは一般家庭約1万3600世帯の年間電力量に相当する。
建設は2020年に着工し、22年度の運転開始を目指していて、発電した電力はFIT(再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度)に基づき、九電への販売を予定している。
配慮書閲覧は4月8日まで同社HPか唐津市役所などで
同社は、九州電力が再生可能エネルギー推進のため2014年に設立した会社で、太陽光発電、地熱、バイオマスなどと、広く手掛けている。九州にて風力発電を行うのは、これで3カ所目となるが、これまでは九電工との共同事業だった。
なお配慮書は、3月10日から4月8日(PM5時)までの間、同社のホームページにて閲覧できるほか、唐津市役所など4カ所で見ることができる。
同社では、環境保全の見地から配慮書についての意見を求めており、意見書は同社へ書面で郵送するか、縦覧場所備え付けの意見書箱に投函することになる。
【配慮書に関する問い合わせ先】
九電みらいエナジー株式会社 企画本部 環境担当
電話:092-980-5595 ただし平日のAM9時からPM5時まで
(画像は九電みらいエナジーHP)

九電みらいエナジー ニュースリリース
https://www.q-mirai.co.jp/news/archives/43