合弁会社の日本製紙ウェンティ風力を通じて風力発電事業
日本製紙株式会社は3月03日、秋田県の秋田市向浜地区にて風力発電事業を始めると発表した。
この事業は、同社が株式会社ウェンティ・ジャパン(※1)と設立した合弁会社の日本製紙ウェンティ風力株式会社(出資比率:日本製紙 50%、ウェンティ・ジャパン 50%)を通じて行う。
※1 株式会社ウェンティ・ジャパン
日本海側地域の恵まれた風資源を活用し風力発電事業を展開することにより、我が国の新たなエネルギー産業の一翼を担う目的から2012年9月28日に設立した。秋田市に本社があり、発電施設の開発や運営、保守・管理などの関連付随事業も展開する。
3基の風車を設置、発電規模は7.49MW
日本製紙ウェンティ風力は、北都銀行から事業資金を借り入れ、三井造船株式会社がEPC方式(※2)により日本製紙秋田工場の隣接地に3基の風車を設置する。
※ EPC方式
「Engineering, Procurement and Construction」は「設計・調達・建設」を意味し、プラント建設におけるエンジニアリングの設計、資機材調達、製作、建設工事を含む一連の工程全体を、一括して請け負うことをいう。
この発電規模は7.49MW(3基合計)となり、発電開始は2018年1月を予定、発電した電気はFIT(再エネ固定価格買取制度)の活用により東北電力に販売する計画という。
(画像は日本製紙株式会社HP)

日本製紙株式会社 ニュースリリース
http://www.nipponpapergroup.com/news/year/2016/