少積雪量・低温で太陽光発電に適した地域
SEエナジー株式会社は、北海道函館市女那川町に太陽光発電所を建設することを決定し、2月22日に起工式を行ったことを発表した。
同太陽光発電所事業では、ギャラクシーエナジー製の太陽電池モジュール2054枚を使用して、出力は513.50キロワット、一般家庭約154世帯分の電力消費量に相当する年間発電量を計画している。
北海道函館市は寒冷地でも積雪量が少なく、太陽電池は高温よりも低温の環境において発電効率が良いという特性を持っているため、太陽光発電の稼働に適した地域。さらに、パネルの設置角度は20度を予定しており、積雪対策にも万全を期している。
今回の太陽光発電事業は、北海道において、札幌市の2.2メガワットと、苫小牧市の1.2メガワットのシステムに続いて3件目。稼働開始は2016年度中の予定だ。
地域の防犯と経済振興に貢献
今回発電所が建設される用地は、2009年に廃校となった「北海道函館恵山高等学校」のグラウンドであり、地元自治体が有効利用の方策を検討していたもの。
SEエナジーは、函館市役所と協力して、同土地を借り受けるとともに、土地の有効活用と、太陽光発電事業による安全・安心は電力需要を目指してプロジェクトを進めてきた。
また、同事業地には防犯カメラを設置して地域の治安強化に貢献し、地元企業へ建設・造成工事などの 一部を発注するなど地域社会に貢献していきたい考えだ。

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