バイオマス燃料製造事業の経営に参画
2月26日、住友商事株式会社(以下、住友商事)は、ブラジルでバイオマス燃料製造事業の経営に参画すると発表した。
世界最大の砂糖メーカーCosan
ブラジルには世界最大の砂糖メーカーであるCosan S.A. Industria e Comercio(以下「コザン])があり、子会社Cosan Biomassa S.A.(以下「コザンバイオマス」)ではバイオマス発電向けのサトウキビを原料とした固形燃料を製造・販売している。
今回、住友商事ではコザンバイオマスの株式を20パーセント取得。経営に参画するということで契約を締結した。
ブラジル政府も支援
コザンバイオマスでは、サトウキビを圧搾した後の搾りカスと、サトウキビ収穫後に農園に残る未利用の茎・葉を利用している。サトウキビを原料に、ペレットといわれる圧縮成型された小型固形燃料の独自開発に成功。昨年、世界で初めて大規模商業生産を開始している。
ブラジル政府支援のもと、昨年9月に年間175千トンの生産能力を持つ第一工場が竣工。2015年末より商業生産を開始した。住友商事の経営参画により、今後は日本やヨーロッパに向けた輸出とブラジル国内向けの販売を拡大させ、工場を増設する。
(画像はプレスリリースより)

住友商事株式会社プレスリリース
http://www.sumitomocorp.co.jp/news/detail/id=29182?prt