大容量発電可能な単結晶無鉛はんだ太陽電池パネル
三菱電機株式会社は2月29日、高出力の新型太陽電池セルと屋根形状に合わせた多様な形状の組み合わせにより、大容量の発電が可能な単結晶無鉛はんだ太陽電池パネルを、6月20日に発売すると発表した。
同商品は、国内住宅用の太陽電池パネル新商品で、「マルチルーフ」245Wシリーズとして6機種があり、3月2日から東京ビッグサイトで開催される「スマートグリッド EXPO2016」に出展するという。
セル構造や面積拡大などでパネルの高出力を最大限に利用
この商品の特長は、セル内に新しい構造を導入したことと、セル 1枚当りの面積を拡大し長方形形状としたことで、公称最大出力 245Wの高出力(従来品比15W向上)を実現していることである。
また、6種の形状ラインアップで無駄なく太陽電池パネルが設置可能なほか、業界トップのパワーコンディショナ(電力変換効率98%)との組み合わせで、太陽電池パネルの高出力を最大限に利用可能なこととしている。
同社は新商品発売の狙いとして、国内の新築住宅でのZEH※化や既築住宅の電力自家消費ニーズの増加などから、太陽光発電システムの搭載率は、今後も新築・既築住宅ともに増加すると見込む。
※ZEH:ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス
年間の1次エネルギー消費量が全体収支としてゼロとなる住宅のこと
また特に、屋根面積が少ない住宅では、限られるスペース内でZEH化を目指す場合や自宅で使う電力を確保するなどの目的から、より多くの設置容量を確保したいニーズがあるとみている。
(画像はプレスリリースより)

三菱電機株式会社 ニュースリリース
http://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2016/pdf/0229.pdf