大規模太陽光発電所向け地中送電ケーブル大量受注
光ファイバーをはじめ電線やワイヤーハーネスの製造販売を手掛ける古河電気工業株式会社は、同社が開発した22kV級アルミ導体架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル(アルミ導体CVケーブル)及び接続用品を、大規模太陽光発電所向けとなる、地中送電ケーブルとして受注したことを発表した。
岡山の30.24MW規模太陽光発電所に納入
今回受注した22kV級アルミ導体CVケーブルは、22kVから66kV級の特別高圧クラスでは国内最大規模の受注量となり、22kV級では国内初の採用実績となる。
納入先は、総出力AC30.24MWとなる岡山県美作市のパシフィコ・エナジー美作武蔵メガソーラー発電所で、地中送電ケーブル用に使用する、22kV級のアルミ導体CVケーブル約11,000mと、同ケーブル用終端接続部の屋内用3組と屋外用2組、それに同ケーブルの直線接続部約40組を納入する。
古河電工のノウハウを集結したアルミ導体CVケーブル
同社のグループが、長年地中送電ケーブルに関して培ってきたノウハウを、同社が独自に組み合わせて実現した製品となる、今回のアルミ導体CVケーブル及び接続用品。
アルミ導体CVケーブルは株式会社ビスキャスで製造し、同ケーブル用の接続用品は古河電工パワーシステムズ株式会社と共同開発し製造している。
従来、地中送電ケーブルの電気伝導体には「銅」を使用しているが、代わりにアルミニウムを採用することで、軽量化を実現。それにより送電工事での省力化にも寄与することになり、最近の人手不足が慢性化する建設現場において、今後のニーズが高まっている。
(画像はニュースリリースより)

古河電気工業株式会社 ニュースリリース
http://www.furukawa.co.jp/what/2016/ene_160218.htm古河電気工業株式会社
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