川崎汽船の最新型エコシップ『DRIVE GREEN HIGHWAY』
川崎汽船株式会社は、2月9日に竣工した最新型エコシップ『DRIVE GREEN HIGHWAY(ドライブグリーンハイウェイ)』を、横浜港大さん橋国際客船ターミナルにて、2月12日・13日にお披露目式と見学会を開催した。
当日は来賓やメディアをはじめ、一般公募者や社員の家族などを含め800名以上が訪れ、最新鋭となる環境対応船を目に焼き付けていた。
ソーラーフロンティア製太陽光発電システム搭載
同船は、最先端の技術を結集した究極の省エネと環境保全を追求する「DRIVE GREEN PROJECT」における、次世代環境対応フラッグシップとして計画されたもので、ジャパンマリンユナイテッド株式会社(有明事業所)にて、去る2月9日に竣工。
7,500台積み自動車運搬船10隻シリーズの第三船目となる『DRIVE GREEN HIGHWAY』は、世界最高水準の低エミッション船として、ソーラーフロンティア製のCIS薄膜太陽電池を設置した太陽光発電システムを搭載し、積み荷スペース用LED照明に電力を供給する。
同船舶のトップデッキに合計912枚設置された太陽光発電システムは、船舶向け太陽光発電システムとしては、世界最大級の発電量を誇るものである。
最先端の新技術を装備し環境汚染物質を低減
その他同船には、「NOx生成抑制装置付エンジン」「SOxスクラバー(大型排気ガス浄化装置)」「水耕栽培装置」など、最先端の新技術を装備している。また、幅広デザインを採用するなどし、積載可能台数を約20%増加させている。
それにより、既存の大型船に比べ輸送車両1台あたりの二酸化炭素排出量を25%以上、窒素酸化物を50%以上、硫黄酸化物を90%以上を削減することが可能となっている。
(画像はニュースリリースより)

川崎汽船株式会社 ニュースリリース
https://www.kline.co.jp/news/detail/1203978_1454.html川崎汽船株式会社
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